2010年06月20日

園田 高弘

園田 高弘



みなさん、園田 高弘さんってご存知ですか?

大分県に住んでいる方なら、名前くらいは知っているんではないでしょうか?

「園田高弘ピアノコンクール」

園田高弘賞ピアノコンクール
1985年から2001年まで、父親の郷里大分県で園田高弘賞ピアノコンクールを主宰。バッハやウィーン古典派などのレパートリーに加えて、リストやラフマニノフなどのヴィルトゥオーソ作品、シェーンベルクやスクリャービン、ジョリヴェなどのモダンな作品、くわえてリゲティやクセナキスのほか、矢代秋雄、三善晃、一柳慧、松村禎三、野田暉行ら戦後の邦人作曲家を含んだ現代音楽の4種類の演奏・解釈が課題として審査される。課題曲の広さとバラエティは、まさに園田の名にふさわしく、日本では珍しく個性的なコンクールとなっていた。現在の日本で、これほどさまざまな力量を要求するコンクールは類を見ない。テープ審査は全テープを園田自らがチェックするという、大変親切な選考方法でもあった。だがその後は、園田の思惑に反してレパートリーの縮小化に向かい、大分市の文化振興政策の改訂とともにコンクールも幕を下ろすこととなった。園田の体調が思わしくなく、コンクールを審査できるだけの体力と集中力が続かずに自ら責任をとったのではないかとの説が有力である。

せっかくの大分で行われていたコンクール!

園田高弘さんがどういう人なのか、ちょっと学んでみましょうicon




1928年9月17日 東京で生まれる。

           幼少より父園田清秀の早期音感教育を受け、1939年よりレオ・シロタに師事。

1950年      渡欧パリでM.ロン、ベルリンでH.ロロフに師事。

1948年      東京音楽学校(現・東京芸大)卒業後デビュー。

1954年      初来日したカラヤン指揮のNHK交響楽団と共演。

1957年      カラヤンの推薦でドイツデビュー、以後、ベルリンフィルハーモニーとの共演を始めヨーロッパ各地で長年にわた           り、リサイタル、協奏曲、室内楽とめざましい活躍を続ける。特にチェリビダーケとの数多い共演から、園田高弘            の人生觀に大きな影響を受ける。
           レコーディングにおいては、1968年コロンビアで録音を開始し、その後1984年より自身のレーベルから400曲を           超す録音を次々発表。バッハから現代に至る膨大なレパートリーの録音を残した。特に3度にわたるベートーヴ            ェンのピアノソナタ全32曲、2度のバッハの平均率クラヴィーア曲集とインヴェンションとシンフォニア、シェーンベ           ルクのピアノ曲全曲など特筆すべきものである。

1980年以降   日本での演奏活動に重点を移し、ベートーヴェンのピアノソナタ、ピアノ協奏曲、ブラームス、ショパンのピアノ協           奏曲の全曲演奏をはじめ、集中的にオール・バッハ、オール・シューマン、オール・リストの演奏会を開くなど、常           に演奏家としての使命感をもって、終始創造的な活動を行い、それは彼の突然の死、2004年10月7日まで休             みなく続けられた。








Posted by sinamon at 19:23│Comments(0)演奏家
 
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